まずは、明治期に
京阪神の豪商階級の豪壮な邸宅を
住吉村(現神戸市東灘区)の地域に次々と建築していった。この地域の開発を契機に、大正期になると
実業家以外にも、当時の新興階級であった大卒のインテリサラリーマン層、つまり無産中流階級のための住宅地として発展した。文化的、経済的な環境が整ったことから
芸術家や
文化人などが多く移り住み、別荘地であった六甲の山上および緑豊な市街地となった山麓に、彼ら
ブルジョアと呼ばれる
富裕層を対象とした様々な文化・教育・社交場としての
ホテル・娯楽施設が造られ、大リゾート地が形成された。そして、これら西洋文化の影響を受けた生活を楽しむ独自の生活様式が育まれたのである。それらは、現在に至る日本の芸術や文化、教育、娯楽、生活に多大な影響を与えた。現代でも
高級住宅地、ブランド住宅地として全国屈指のエリアとなっている。