本場所 wikipedia|無料辞書
力士の場合、技量審査の性質があり、
勝ち越し、
負け越しの星数、および勝敗の結果により番付の昇降を伴う。
1場所は15
日間連続で行われ、1日目は「初日(しょにち)」、8日目は「中日(なかび)」、最終日にあたる15日目は「
千秋楽(せんしゅうらく)」と呼ばれる。
初日は1場所15日制になってから、
1989年1月に行われた一月場所(
昭和天皇の崩御に伴い1日延期)を除き、
日曜日に設定されている。また、以前は夏巡業の期間を確保するために、七月場所の初日が6月末に設定されていたこともあったが、現在は原則として奇数月の第二日曜日が初日、第四日曜日が千秋楽とされ、当該場所開催期間の15日間が月をまたぐ事は無い。
各力士、
行司の序列を定めた本場所の番付は、各場所初日の約半月前(1970年頃に、年末年始を挟む一月場所を除いては初日の13日前の月曜日と定められた。ほかのスポーツ行事の少ない曜日を選んだということである)に日本相撲協会より発表される。
本場所の土俵進行(
土俵入りや力士呼び出しの順序)は、
奇数日目が東方から、
偶数日目が西方からとなっている。
◆ 本割
本場所における正規の
取組を
本割(ほんわり)と呼び、本割は番付・成績などを加味して審判部により決められる。幕内は昼過ぎ(初日のみ前々日、千秋楽は前日17時ごろ)、十両は17時ごろ、幕下以下は18時以降に翌日の取組が発表される。嘗ては
東西対抗戦、
一門系統別総当たり制等で行われていたが、現在は
部屋別総当たり制[優勝決定戦を除いて、同じ部屋に所属する力士同士の対戦は組まれない。他にも不文律として同じ部屋に所属していなくても兄弟等の血縁者同士の取組は組まれない。つまり北桜 - 豊桜の取組は本割では組まれないのである。]で行われる。
十両以上は期間中毎日取組があるが、
幕下以下の各段力士の取組は、1場所のうち7番取組があり
[1番相撲…初日か2日目、2番相撲…3日目か4日目、3番相撲…5日目か6日目、4番相撲…7日目か中日、5番相撲…9日目か10日目、6番相撲…11日目か12日目、7番相撲…13日目か14日目か千秋楽-となっているが、休場力士が出た場合(特に十両以上で)は幕下上位(若しくは序ノ口下位)では番数が1番前倒しになる(例・2日目に2番相撲、6日目に4番相撲)。全勝力士は全勝同士の割が優先となる為に、幕下上位の力士を十両の土俵に番数を繰り上げて取らせる際には既に1敗以上している力士が選ばれる場合が多い(勿論、1番相撲の場合を除く)。]
又、場所終盤で十両-幕下の入れ替え戦が組まれる際にも、幕下上位で割の前倒しが見られる(例・11日目迄に6番を取り終え3勝3敗、7番相撲は12日目に十両力士との入れ替え戦でその場所の全取組が終了)。1番相撲(初日か2日目のどちらか片方に割が組まれる)は最も番付が近い力士同士の対戦となり、以降の取組は原則成績が同じ者の中で最も番付が近い力士同士の対戦となる
[スイス式トーナメント方式を参照。]。12日目までに6番目の相撲を取り終え、7番目の相撲に関しては、全勝力士の取組
[但し、]
? 三段目(東西各100枚)や序二段(同120枚程度)より枚数が遥かに少ない幕下(同60枚)や序ノ口(同35枚程度)では、偶に6戦全勝の力士が2人残らず1人だけになる
? 全勝力士の地位が離れ過ぎている(三段目最下位の6戦全勝-序二段最上位の6戦全勝の力士同士、若しくは序二段最下位の6戦全勝-序ノ口唯一の6戦全勝の力士同士の地位を比較した場合等)
? 全勝力士の数が合わない(奇数になる)
等のケースがあり、これらを理由に星違い(全勝-1敗)の対戦もしばしば見られる。は必ず13日目に行われる
[全勝力士の割が13日目に組まれずに14日目若しくは千秋楽に組まれた前例も稀に存在するが、千秋楽の中入りの時間に行われる表彰式の段取りを整える為に、基本的には13日目に組まれることになっている。]。従って、幕下以下の各段優勝は同点者が無い限り、概ね13日目に決まることになる。同点者が複数居る場合は千秋楽の
中入り時に優勝決定戦が行われる
[但し、十両力士の同点対象者が幕内力士との取組が組まれた場合は体力の消耗等を考慮し、幕内の取組が数番取られた後に優勝決定戦が行われる。]。
◆ 本場所の名称
本場所の名称は、一月場所、五月場所などのように開催月を付けて呼ぶのが正式で1958年に規定された。日本相撲協会の番付・取組・星取表には「○月場所」と表記されており、
季節や地名を用いた呼び名も
新聞や
テレビなどではよく使われる(特にNHKのテレビ中継は通称が番組のタイトルになっている)。これは通称であるが、現在ではこの名称で呼ばれることが多い。
◆ 本場所の進行
本場所は毎日連続で15日間開催されるが、日によって進行時間は多少異なったりする。前相撲に関しては、3月場所では人数が多いため2日目から開始されるが他の場所では3日目から開始され、前相撲終了後に序ノ口取組が開始される。幕下の取組を残り5番を残して十両の土俵入りが行われるのは、昭和40年代末の
オイルショックの際に光熱費節減のため、それまであった幕下-十両間の休憩時間が省かれるようになったからである。十両力士は幕下上位五番の取組中の時間を利用して、
化粧廻しから取り廻し(
締め込み)に締め換える。また幕下上位五番は十両格の行司が担当する。