形態論において語の変化しない部分は
語幹と呼ばれ、それに付属することで語形に変化をもたらすとともに文法的意味を表すものを
語尾と呼ぶ。これによると日本語の動詞は子音語幹動詞と母音語幹動詞に分けられる。子音語幹動詞は四段動詞・
ラ変動詞・
ナ変動詞のことをいい、ローマ字分析すると変化しない語幹部分は子音で終わっている。一方、母音語幹動詞は一段動詞・二段動詞である。文語において語幹母音は母音交替を起こして2通りの語形をもっているが、現代口語においては母音交替は起こらず語幹は一定である。
また形容詞・形容動詞は文語においてカリ活用やナリ活用と言われる活用をもつが、これは語幹と語尾との間に-ar-(あり)が入るものをいっている。「あり」は単体では存在を表す語であるが、語尾として使われると
指定・措定の文法機能を果たしている。よってその活用も子音語幹動詞「あり」に従って-eによって命令形が作られている。